バックトゥーザフューチャーおもろい

シュタインズゲートをやったせいか、やたらと時間移動を扱う作品が気になるようになった私です。今日は名作中の名作。バックトゥーザフューチャーを見たので、簡単に感想を。


まずは結論から。当たり前ながら素晴らしかったです。以前Podcastで町山さんが「映画には抜きどころが必要で、それがあれば他に多少不満があってもそれはどうでもよくなる」と仰っていて、ああなるほどな、と思いながら興奮して見ていました。


この作品の印象はわかりやすい話にもかかわらず情報量が半端じゃない。映画に興奮させられたのもあるけど、見終わった後に情報整理するだけでもかなり頭を使う。一つ一つのシーンに無駄がなく、少なくとも二つ以上の意味を持たせてるところが多い。例えば、状況説明+伏線、抜きどころ+伏線のような感じ。この感覚はマルドゥックスクランブルの映画を見た時に感じた感覚に似ている。(マルドゥックの場合は、まだ伏線しかないけど)


だからといって、映画自体が突っ走って観客をおいていく事も無い。落ち着く所は落ち着いてクールダウンもさせてくれる。メリハリが効いてる。これだけ興奮してさせられて脚本のどこに文句をつければ良いっていうんだ!!


もちろんこの脚本を実現させた演出、美術、キャストも全員素晴らしい仕事をしたと思います。時代考証がどうだとか細かい部分がどうのこうの言うのは人によってはあるかもしれないですが、あの興奮を体験出来たんだから満足でしょ?あれでものれなかった人がいるなら(いや、全然いていいんですけど)どこにのれなかったのか聞いてみたいです。


それだけの作品だと思います。脚本の話ばかりでしたが、そこを話したくなる作品なんだ。仕方ないじゃないか。
唯一不安があるとするなら、この映画がサービス精神旺盛過ぎて、見た後に
満足感に浸りすぎる事でしょうか。賢者タイムだと思ってもう少し浸っておきましょう。


それではまたそのうちお会いしましょう。