2005の気に入った本ベスト10

1位

げんしけん(7) (アフタヌーンKC)

げんしけん(7) (アフタヌーンKC)

当然のように1位のこの本2005はこの人に完全にやられましたよ。この本にだけは異常に感情移入しちゃう、なんでだろうか。俺も大学に入ったらこのたぐいのサークル入ろうかなぁ・・・どうしても納得いかないところもあるけど、そんなの差し引いても完全独走。


2位

ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)

みんなも感じてるであろう現代都会の閉塞感をうまく表現している。夢と現実、理想と何にも無い毎日。青春を生きてるうちらが必ず通らなきゃいけない試練。この本はみんなに読んでもらいたいしこれを肴に、みんなで盛り上がりたい。お勧めな一冊


3位

ルサンチマン 4 (4) (ビッグコミックス)

ルサンチマン 4 (4) (ビッグコミックス)

最後まで読まないと変なマンガと勘違いされるが、最後まで読めばとても深いマンガ。アンリアルのシステムも素晴らしいと思ったが、未来への警告としては一番リアリティあった。
弊害を越えた先にある弊害を提示してくれた。打ち切り作品であるが名作であるのは間違いない。

4位

陽炎日記 (アフタヌーンKC)

陽炎日記 (アフタヌーンKC)

衝撃としてはこれが一番。読んだ瞬間にじわじわと思考が支配されるのがわかったマンガ。これ一冊で完全に木尾士目にはまりましたよ。俺が求めているようなマンガど真ん中だったから見つけられて本当によかった。その代わりに精神がやばくなるので、初心者にはお勧めできない。


5位

五年生(1) (アフタヌーンKC)

五年生(1) (アフタヌーンKC)

ここまでかというくらい現実を見せ付けるマンガ。ここには理想のようなものはほとんど存在しない。そこにあるのは人間個人の思惑。個々人が色々思考をめぐらしてうまく立ち回りしようとして、逆に破滅へと近づいていく。等身大のうちらってこんな感じなんじゃんと思う一冊


6位

ハチミツとクローバー 8 (クイーンズコミックス)

ハチミツとクローバー 8 (クイーンズコミックス)

この本については説明はいらないと思います。一般的にも有名になったしその素晴らしさは俺が言うまでも無いでしょう。上の陽炎と五年生とを合わせてある方程式が成り立ちます。


ハチクロを読む
 ↓
恋人ができるまでの辛さを知る
 ↓
陽炎と五年生を読む
 ↓
恋人ができてからの辛さを知る
 ↓
恋愛ってたのしいものなのか不信を抱く
 ↓
現実に失望


そして破滅のロードへレッツラゴー



7位

ホムンクルス 6 (BIG SPIRITS COMICS)

ホムンクルス 6 (BIG SPIRITS COMICS)

人間の見たくないところを見せてくれるマンガです。この本を見ると、現在の社会の弊害とか、その中で生きる意味の無さとか、いわゆる答えは無いのに一生考えなきゃいけないことが詰まってます。幸せんs人は見ないほうがいいと思います


8位

LIAR GAME 1 (ヤングジャンプコミックス)

LIAR GAME 1 (ヤングジャンプコミックス)

俺は推理ものは好きじゃないけど、頭をフル活動させるマンガは大好き。これは題名どおりどうやって人を騙すかがメインテーマ。実際にみんなでやってみたいゲームもあるし。論理的に考えて人の予想の1歩先を行くって素敵じゃない?


9位

×××HOLiC(6)(KCDX)

×××HOLiC(6)(KCDX)

ちょびっツにしても、同じことが言えるんだけどこの人は本気を出したら物語りそれ自身も面白いし、更にその裏に潜んでる本当に言いたいこと(言外の表現?)も、ちゃんと伝わってくるのがすごい。


10位

逆境ナイン (1) (サンデーGXコミックス)

逆境ナイン (1) (サンデーGXコミックス)

壊れるならこれくらい異常なほうが面白い。100点差をどうにかしちゃうとか、決勝戦当日に記憶喪失とか、いかれ具合がそこら辺のマンガとは比べ物にならないのが(・∀・)カコイイ!!ギャグの本は島本さえあればいいんでないのかと錯覚させたこの本。映画化もされたし、これからももっとはっちゃけてくれるように期待して10位



総括
去年の俺のマンガのテーマは結果的に「生きる」「現代社会」「愛」でした。それが反映されてるものばっかを選んじゃいましたよ。それよりも木尾士目一人に振り回されたような気がする。それだけ衝撃的だったし俺のマンガ感や生き方が完全に変わったよ。全体で言うと、暗いマンガが多いね。まぁ、人のハッピーエンドなんか見ても何も感じなくなったのが一番ですが、それより悲劇からは教わるものが多い(実践に移せるかどうかは別問題)。上位の本は、後々絶対人生において役に立つと自信を持っていえます。これらの本は悩むための本です。無視してもいいのかもしれないけどそれを真正面から受け止めて、それを乗り越えればにんげんとしてひとつ大きくなれるような本ばかりです。


結局まとめると、俺の精神が反映されてますね。文学とはいえないかもしれないけど、それに近いものを多く読んでもっと大きくなりたいのがみえみえです。その精神を忘れないようにマンガを読んでいきたいです。