人らしからぬ人

人として自制心を働かせるとあんたは人じゃないと言われる


人じゃない何かとして勝手な欲望を働かせるとあんたがようやく人間に見えてきたと言われる


それがその人の一つの見方なのは分かる
でも妙に引っ掛かるのはなぜ


人としてだと人にあらず
人にあらざると人


人としてよく生きるために自制心を働かせて自分の欲望抑えて生きてきたのに今更それが人じゃないなんて言うなよ


今更人に欲望なんか押しつけられないよ
それを拒む良心はすでにいるんだから
私をこんなにしたのは誰?
自分?
社会?
それとも親?