俺の過去(げんしけんの感想)


昨日の予告どおり色々いってやる。後悔するなよ。



とりあえずこの話を理解するために知っておかなければならないストーリー(=ネタバレ)


7巻の後げんしけんの女だけの飲み会で荻上は自分が中学時代に友達にはめられたとはいえ荻上がつき合う事となった男性の801マンガを書くこととなる。それを(おそらく)友達の陰謀でその男にそのマンガが渡ってしまいその男を転校に追い込んでしまう。

それがトラウマとなって、あの過度にオタクに攻撃的になったり自分がオタクであることに対する自己嫌悪に陥ってしまう。そんな中での笹原の告白。彼女は最初断る。理由は、自分がオタクであるのとそのトラウマ。(重要なのはここまで)


その後荻上は、密かに笹斑のイラストを描いてることを言い、笹原はこのイラストを見てからつき合うかどうかを決めようということで話は落ち着く。」


大体こんな感じ。



さて本題はここから。

俺がなぜこんなにげんしけん(というか荻上)にはまるのかを自分で考えてたんですよ。それで俺の中で出した答えを今から書きますね。

  • 俺と荻ちゃん(勝手な愛称)の共通点と相違点


1・・・共通点


①オタクであることに疑問
②だけど、生まれながらのオタク、決して逃げられない
③中学のころの悲痛な体験



2・・・相違点
①孤独か否か
②2次元と3次元の扱い方


その他細かい点はたくさんあるけど、重要なのはこの5点だから他は気にしない。


3・・・詳細(ここからは俺の痛い話)

共通①②・・・これは昨日書いた一般人とオタクの間にいるって状況のことね。荻ちゃんもそうであるように俺も恐ろしいほどに自分に自信がありません(存在否定に近い)。俺の場合は、こうなんですよ。


オタクである
   ↓
同時に一般人である。
   ↓
一般人としてみるオタクの痛さを認識
   ↓
どうにかしようともがく
   ↓
どうやってもオタクであることは変えられない
   ↓
オタクである自分に自己嫌悪
   ↓
自信喪失


簡単にはこの流れ。こんな俺でも二人と付き合ったことがあって、一人目はオタクであることとその彼女を天秤にかけた(最低の行為です)。そのときの俺にはオタクのほうが重用だったみたい(この時点では完全なオタク)。俺がオタクである事を告げて別れた。二人目は何がなんだかわからないまま別れたしまった。(後聞いたところによると・・・・・・orzリアルに俺に聞いて)


そこで俺は別れた理由を自分なりに考えてみて、勝手な結論として「俺がオタクだからそのオーラが相手に伝わったのかも」というのにたどり着いた。若いって怖い。俺は何にもわかってなかったのに。ここで思いついたのがいわゆる脱オタ
やろうとしたことは電車男と大体同じ。何にも変わらなかっただけだけどね。いやむしろこれによって(本能的に)おたくであり、(表面上)一般人という変な状態に陥っていくのである。


少し話がずれたが①②で自信喪失が確立されるわけですよ。


共通③荻ちゃんの場合は友達にはめられて加害者になり、その後学校でずっと「ホモ上」と呼ばれる。それがトラウマになった(結局友達が加害者で、荻ちゃんとつき合った男が被害者だよね)。俺の場合はまんま被害者。中3のときの同じクラスにMって親友だったやつがいた。そいつは俺とともにかなりなオタクで、クラスで五本の指に入るくらい仲がいいと俺は思ってた。Mは芸人みたいに気質があって人を笑わせるのがうまかったので、クラスに仲間も多かった(俺は多くも無く少なくも無く)。おれはMを親友のように思ってたので、いろんな深いあまり人に知られたくないこともたくさん話していた。


そんなある日。


突然クラスの半分くらいが俺のことを無視しだすのである。話しかけてもまともな反応は返ってこない。何が起こったのかわからないけど、そのまま過ごしていたのだが、その日に俺の秘密は秘密ではなくなっていた。クラスのほとんどが影でコソコソ俺のこといってるのはわかる。しかし聞いても誰も答えない。別のクラスのやつから聞きたくない俺の情報がたくさん入ってくる。調べると犯人はMらしい。その後この状態は少しは良くなったが、ほとんど変わらず俺はこのまま中学を卒業することとなる。


世の中にひどい人はいるが殺意はおきない。しかし、このMは別だ。あったらその場でやってしまう自信がある。こいつのせいで俺は相当なトラウマを背負うことになったんだから。


俺の追ったトラウマ


・男を完全に信じない。
・人を完全に信じない(人間不信)。
・人に深い悩みを言えなくなる。(自己表現がほぼ0)
・その他色々


これは思い出したくない思い出だ。今現在でも俺を容赦なく俺を縛ってくる。


これ以上続けても意味無いので、この話はここまでにしておきます。



相違①中学の事件の後、原作によると荻ちゃんは攻撃性を強め孤立を繰り返したらしい。ここは俺は逆だ。俺が安心をできる話し相手が彼らだけであり、俺がもともと一人が大嫌いという性格のせいもあるが、俺には今おそらくブログを読んでくれてる友達がいた。彼らと話すとき俺は、オタクと一般人の間の人間でなく、完全なオタクとしていられた。気を使わずにすんだのである。これは嬉しかった。そうで無ければ俺はどんな人間になってたかわからない。


相違②これは俺の女に対する認識のほうが深くかかわってるんだけど、「女性を殴る男は最低」だと思ってるんですよ。それが飛躍して、いまは「いかなることがあっても女性を傷つけるのは最低だ」ってのになってます。だから俺は極端なんだけど現実のものに対しては性的対象に見ると軽く傷つくんです(たとえAVでも)。なので、性欲を満たすために生まれた&現実にはいないゲームのキャラはとっても都合がいいわけですよ。


これに対し、荻ちゃんの場合中学のときの男や笹斑等現実の男も完全にOKなんですよね(これは801そのものに関係ありそうだから調べる必要あり、レズの場合現実の有名人とかで妄想するのあんまり聞かないからなぁ)。傷つけるとわかっててもやってしまうみたいなんです。ここが完全に逆。俺は、知り合いなんかでやってしまったらそれこそ゜д゜)鬱死・・・


  • まとめ


他の人からいえば似てないのだろうけど、俺と荻ちゃん完全に似てないことは無いと思うんですよ。特に影の部分が。こうやって書いてみると、俺やっぱ変人だな。それはそれでいいんだけど、やはりトラウマは超えられないなぁ。経験でしってしまったものは、どんな言葉で説得されても信じられない。げんしけんがこんなに影響与えた理由をグダグダ書いてみました。


読んでくれてありがとう。