閉じられた世界


この作品自体が起伏の激しいものではないから、多分飽きる人は多いんだろうなと思う。正直俺もこれが面白いかどうかといわれると頭にはてなランプが点灯してしまう。けれど俺はこの理由のない絶望世界にはとてつもなく引き込まれた。このあまり波のないストーリーをわくわくしながら淡々と読んでいた自分がおかしいのかどうか分からないけれど感情が海底噴火を起こした様な気分には十分なったね。



どうなんだろう。著者はおそらく本当にやりたいことをやったんだろうね。まだ読書量が恐ろしく少ない私ですが、こんなもん他者を意識して書いてたら世に発表できないんと違います?(魅力的キャラもいるからもちろん完全に排除したわけではないだろうけど)というかなんとなしにですが売れたくない、もしくは売れてたまるか的な変なものを感じました。




読んだ直後の衝動をブログにうpしようと試みたけど、こんな文章しかかけない。やはりこの作品。心に槍を突き刺すような威力はないけど、おそらく人の影のように人知れずずっとついてまわり離さないようないやらしさがあるのだろう。これからこの作品が私にどんな影響を与えるのかが楽しみだ。もちろんだけどいい方向に働かないのは分かりきってるんだけどねぇ(・∀・)ニヤニヤ