定期健診 自己分析

エゴグラムによる性格診断

性格
先天的に思い遣りが深く、生きとし生けるものに全て慈愛の目を向けているタイプでしょう。邪(よこしま)な者、歯向かう者に対しては、憎しみよりも憐憫(れんびん)の情が、先ず湧いてくるといった風なのです。それかと云って、ただ衝動的に涙もろかったり、情け深かったりするだけでなくて、合理的、現実的な判断の基に、今の自分に何が出来るか、何を為すべきかと云う事も、良く心得ているタイプなのです。

恋愛・結婚
異性を優しく包み込んで行くタイプです。恋人や配偶者に不満が有ったとしても、じっと我慢するか、もしくは今までに輪を掛けた優しい行動を取って、普通の人間なら否が応でも少しは御返しをしなければと思わせる様に仕向けるか、どちらかの方法を取る可能性の強い人で有って、決して明からさまに相手を罵ったり、簡単に見捨てたりしない慈父、慈母のタイプです。

職業適性
貴方に適する職業は、非常に限られた範囲のものとなるでしょう。何故ならば、現代社会の猛烈な生存競争には、不向きな性格の持ち主だからです。貴方の性格は人間として立派であり、正しく美しいものでは有るけれども、非人間的な欲望の渦巻く現代日本の資本主義社会では、誰彼の区別なく、食いものにされてしまう可能性が大きいのです。最も適していて無難であり、貴方の為にも社会の為にもなると思える職業は、宗教家、カウンセラー、福祉事業団体関係者などでしょう。

対人関係
貴方の胸中に広がる偉大なヒューマニズムが、社会の潤滑油として有効に機能出来ることを祈ります。

タイプ別性格判断

INTP型:問題を解決したがる


考えにふけってうわの空の大学教授を絵に描いたようなタイプがINTP型である。
頭の中でじっくり考える(I型)なので、N型の想像力がいろいろな可能性を思いつく。

客観的(T型)なので、その新しいデータを分析し、際限なく融通がきく(P型)ので、どんなデータもさっそく取り入れてしまう。

論文、図面、計画、企画、提案、理論などなんであろうと、こまごました情報を一つにまとめた完成図を作りあげようとするが、たえず新しいデータを発見するので、その完成図がどんどん膨らんでしまう。

その結果、考えや構想や計画がどんなに最終的なものに見えても、土壇場になって「新しいデータ」が手に入ると変えてしまうのである。

これはINTP型にとってはわくわくするほど楽しいが、ほかの人、とくにJ型の性向を持つ人にはフラストレーションになる。

完璧に見えても満足しないので、みずからが最大の批評家となり、あら探しをする。
完璧、有能、優秀であろうとするあまり、それが極端になると、かえって負担になり、うんざりしたり自分を責めたりする。

このタイプは女性の場合に葛藤を生む。

考えにふける大学教授というのは従来、女性のイメージというよりは男性のイメージで、頭だけで理屈をこねる資質は、男性の場合は大目に見られるが、女性の場合あまり受け入れられない。

そこで少なくとも三つの問題が生じる。

第一に、女性は昔から、家庭や家族のこと以外では設計能力があるとは見られてこなかった。
だから、人生を頭で考えた理屈にあわせたいと思うのは、INTP型にとっては当たり前なのだが、従来の女性の役割には真っ向から反する。

第二に、独創的に考えるのも従来の女性の気質とは見られていない。
たとえば、時間を聞かれると、INTP型は時間の哲学的な意味について述べたくなる。
そうした風変わりな面も男性ならば頭がよすぎるせいだと見られるが、女性だと「鈍感」とか、ときには「頭が鈍い」というレッテルをはられてしまう。

第三に、T型の面が、従順、優しい、気配りといった女らしさに反する形で表れる。

INTP型の女性が感情を表にあらわした場合、悪くすると、しばしば極端に表現しすぎて、本人もほかの人もぎょっとしてしまう。


親子関係

INTP型は、親というのは子どもの未熟な頭を伸ばしてやるものだと思っている。

一人ひとりの子どもの違いを辛抱強く受けとめ、子どもには自分の考えをもって生きていけるように育ってほしいと願う。
自分の進むべき道を模索する子どもを驚くほど寛大に支えてやる。

子どもの発達にあまり口をはさまない。
どんな考え方や行動をしたらよいか、いくつか選択できる道を示唆するだけで、けっして押しつけずに、新しい可能性を示してやる。

その助言が受け入れられなかったら、「ちょっといってみただけ」と答えるのがふつうである。

だが、ときには、反抗的だったり無関心に見えるときでさえ、子どもは親が別の考え方を押しつけてくれるのを待っていることもあるのだ。

そういう子どもにとっては、「無理やり」とか「押しつけ」といった言葉とは無縁のINTP型の親を持ったら不運である。

INTP型の子どもは、人とのつきあいで内気と見られるか、逆に、やたらに理屈っぽくつっかかってくるかのどちらかで、その中間は少ない。

学校では、一つのことに集中せず、授業とは関係ないことをあれこれ追求しすぎると見られたり、場違いなときに場違いな質問をすると見られる。
そうした行動は、とくに女の子の場合、人騒がせと取られる。

必然的に、INTP型は学校生活に耐えて生き抜いていくために、誰よりもよく勉強することになる。


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